収益化

年末商戦でアプリの広告収益を増やすための6つのステップ

Rina Takagi
12月 8, 2022

第4四半期は、多くのモバイルビジネスにとってアプリ内エンゲージメント、アプリ広告収益、広告費用の急増が見込める季節です。たとえば、2020年〜2021年にかけて、第1四半期から第4四半期までのアプリとゲームの平均収益は22.5%増加しています(ソース:Sensor Tower/Data.io)。この1年景気の逆風に直面してきたアプリパブリッシャーにとって、第4四半期はアプリの成長を軌道に戻すための大きなチャンスなのです。

この記事では、第4四半期の年末シーズンを始め、その後も継続的にアプリ広告収益を増加させる方法をご紹介します。

1. デマンドを多様化させる

広告枠に対してより多くのデマンドを促すことで、一つひとつのインプレッションを巡る競争が激化し、eCPM の上昇につながります。具体的には、新しいデマンドソース/広告パートナーを広告設定に追加するか、すでに組み込まれている非アクティブなソースを有効化します。さらに、この第4四半期は Ogury、HyperMX、InMobi などのブランディング広告に強いネットワークを追加して、年末商戦に向けて増強された広告主の予算を活用することを検討しましょう。

業界トップクラスのメディエーションプラットフォーム MAX を活用しているパブリッシャーは、20を超えるビディングパートナーを含む25以上のネットワーク、AppLovin のプレミアムデマンドソースである AppLovin Networkと AppLovin Exchange(ALX)にアクセス可能な業界最大の統一オークションから多くのメリットを得られます。広告収益設定の強化をお考えの方は、新たにネットワークビディングパートナーとして加わった Criteo と BidMachine もぜひチェックしてください。

MAX でのネットワーク連携の詳細については、スタートガイドをご覧ください

2. 新しい広告フォーマットを試す

現在使用中の広告フォーマット以外に新たなフォーマットを採用することで、収益化の機会を増やすことができます。よく選ばれているフォーマットには次のようなものがあります。

  • バナー – バナー広告はデマンドが高く効果が確立されたフォーマットであり、実装も簡単で、ブランド広告の定番的存在です。
  •  インタースティシャル – インタースティシャル広告は、複数のクリエイティブフォーマットに対応した、音声や動画などを用いるインタラクティブなフォーマットで、平均よりも高い CPM を実現します。
  •  動画リワード広告 – 動画リワード広告では、広告を視聴したユーザーにアプリ内/ゲーム内のアイテムなどが贈られます。アプリ体験を妨げないフルスクリーン動画を表示して、ユーザーの注目を引き付けることができます。

すでに使用しているフォーマットもあるかもしれませんが、新しいものを選んでテストし、アプリに最適なフォーマットを見極めましょう。

3. A/Bテストと計測の結果をアクションにつなげる

新しいデマンドソースと広告フォーマットにより、広告収益が増加する可能性が大きく高まります。既存のやり方を変えて収益を増やすには、データを重視し、A/Bテストを行って、広告収益設定に加えた変更が ARPDAU に与える影響を計測しなければなりません。AppLovin は、大規模な変更を全面展開する前にこのステップを踏んで効果を確認すること、さらに収益増加を促している要因をしっかり理解することをおすすめします。こうすることで、このステップで明らかになったパフォーマンス指標を最大限活用できるようになります。

MAX では、ネットワーク、ウォーターフォールモデルの構成、価格設定、広告表示頻度などの A/B テストを手軽に行い、パフォーマンス向上につなげることができます。

A/B テストの実施方法はこちらをご覧ください

4. スマートなユーザー獲得で収益増加のサイクルを作る

「お金を稼ぐためにはお金を使わなければならない」という言葉がありますが、アプリ業界にはまさにこれが当てはまります。この年末に成長の勢いを作り、それを収益増加につなげるための準備をしましょう。収益が増えた分をユーザー獲得に投資し、ユーザーと広告インプレッションの増加につなげることで、2023年さらなる収益向上が期待できます。

AppLovin の MAXAppDiscoveryなど、強力な獲得ネットワークを備えたメディエーションプラットフォームを活用すれば、収益化におけるユーザーの価値をより正確に判断し、それに基づいてビッドを行えるため、成長のチャンスをフルに活かせるようになります。AppDiscoveryの自動化されたキャンペーン「Ad ROAS」と「Total ROAS」では、MAXの収益化データと機械学習を使って目標を達成できます。

SayGames のケーススタディで、同社が MAX と AppDiscovery の Ad ROASキャンペーンによってポートフォリオの合計インストール数を25%増加させた方法をご覧ください

5. 広告枠を直接販売する

パブリッシャーは、広告枠を広告主に直接販売することで広告枠の価値を最大化し、重要なパートナーシップを強化することができます。

MAX に最近追加された Direct Sold は、有数のパフォーマンスを誇る成長著しいパブリッシャーからすでに大きな支持を得ています。Direct Sold では、カスタム価格と広告キャンペーン固有の目標を設定し、ターゲットを絞った広告キャンペーンの作成、実施、レポートが可能です。使用例としては、広告主への直接販売、プロモーション、クロスプロモーション、バックフィルキャンペーンなどがあります。

初めての Direct Sold キャンペーンを開始する方法はこちらをご覧ください

​​6. 優れた広告体験 = アプリ広告収益の増加

ユーザーをアプリに呼び込むのは容易ではありませんが、さらに難しいのが獲得したユーザーを維持することです。ユーザーが広告を邪魔だと感じるとアプリの離脱率が高くなってしまいますが、少しの工夫で広告体験を向上させることができます。これにより第4四半期の成長を後押しできるだけでなく、2023年も引き続きユーザーにアプリを利用してもらえるようになるでしょう。

パブリッシャーは、エンドユーザーの広告体験を管理し、離脱につながるリスクのある広告を直ちに中止して、アプリで広告を配信している競合他社をモニタリングしなければなりません。MAX Ad Review の革新的な新機能である User Journey(招待制)では、パブリッシャーはユーザーが持つ一意の ID を入力するだけで、配信される広告のタイムラインを確認し、不適切な広告を素早く特定、排除することができます。

Ad Review の使用方法と、リスクのあるコンテンツタイプを識別するためのカスタムルールの実装方法をご覧ください

一年の振り返り

今年も残りわずかとなった今こそ、アプリの広告設定をアップデートし、実装を最適化してパフォーマンスを最大限発揮するチャンスです。競合に遅れをとることなく、あらゆる方法を駆使して第4四半期の収益を増加させましょう。

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