収益化

MAX Pro Tips 3:
一括編集ツール

Rina Takagi
1月 11, 2023

AppLovinのメディエーションプラットフォームである MAX は、業界最大規模を誇るネットワークビディングパートナーの選択肢と堅牢な機能により、パブリッシャーが収益化の取り組みを強化、最適化するのをサポートします。MAX の優れた点の1つとして、広告ウォーターフォールモデルの設定と管理を完全に合理化できる機能があります。

課題

インディーゲームスタジオであるA社は、従業員数10人という小規模体制にもかかわらず、モバイルゲームの開発からテスト、マーケティング、ローンチまでの取り組みを一貫して自社で行っていました。少人数でも優秀なA社のチームは、一つひとつのプログラム、計画、プロセスをすべて担っていたのです。しかし、全員で力を合わせて取り組むというアプローチを常にとるわけにはいかず、リソース(特に人材)は限られます。実際のところ、チーム唯一の技術担当でないメンバーが同スタジオの全アプリの収益化とUAキャンペーンの運営を任されていました。

このメンバーは、手動で最低価格を調整することで広告のウォーターフォールモデルを最適化するという、重要であるものの手間のかかる作業を担当していました。目的は、ウォーターフォールモデルを最適に構成することによりアプリポートフォリオ全体のARPDAUを維持し、向上させることです。

さらに、A社は収益化データとファーストパーティーデータの送り先となるビジネス インテリジェンスツールへの投資をまだ行っていませんでした。よって、収益化と意思決定を強化し、さらには収益を増加させるために、毎日のレポートデータに容易かつ効率的にアクセスする必要があったのです。

アプローチ

ウォーターフォールモデルの収益化における手作業にかかる手間を減らし、チーム全体がゲーム開発とアプリストア最適化に集中できるようにするために、A社は MAX の一括編集ツールを活用してウォーターフォールモデルの管理を自動化し、作業負担を緩和するとともに、ヒューマンエラーのリスクを低減させました。

MAX チームのサポートにより、A社は MAX の一括編集ツールを活用して最適化を行い、ウォーターフォールモデルの管理プロセスに関するよりスマートな意思決定を下せるようになったのです。

Ad Unit CSV ツールを使用した一括変更と CPM 更新

Ad Unit Manager CSV ツールにより、A社は API を使用することなく、1つのExcel シートですべてのウォーターフォールモデルを一括変更できるようになりました。通常はより規模の大きいチームが使用する設定機能ですが、小さなスタジオでもそのメリットを活用できることが示されたのです。A社はすべてのウォーターフォールモデルの詳細を CSV フォーマットでエクスポートし、その結果、任意のタイミングでキャンペーンを一時停止・有効化するといった変更を複数のネットワークに対して同時に行い、それを MAX にインポートし直して変更を適用することが可能になりました。

Auto CPM がサポートされていないカスタムネットワークの場合、ビディングネットワークとの統一されたオークションにおける正確な競争を保証するために、ネットワークの CPM を更新することができます。

ログインすることなくメールレポートでパフォーマンスを計測

A社が抱えていた作業負荷の1つに、収益化パフォーマンスを確認するために毎回アナリティクス・ダッシュボードにログインし、手動でレポートをダウンロードしなくてはならないという点がありました。そこでレポートのスケジュール設定を導入したところ、同チームはレポートを毎日メールで受け取り、UI にログインすることなく複数の関係者がパフォーマンスをモニタリングできるようになったのです。レポートのスケジュール設定は MAX のほぼすべてのレポートで利用できるオプションのため、チームは高度な広告収益データをモニタリングするだけでなく、ユーザーアクティビティに関するレポートのスケジュールも設定し、各広告フォーマットのエンゲージメントを計測することが可能になりました。

MAX ダッシュボードにアクセスすることなくレポートが受け取れるようになったことで、レポートからインサイトを得て、それに基づき CSV でウォーターフォールモデルに変更を加え、エクスポート中に UI を1回操作するだけというように作業が簡素化されました。レポートを閲覧するためにダッシュボードにログインし、Excel シートを開いて変更を行い、それを MAX にインポートする手間が省けたのです。

全体の結果

MAX の Ad Unit CSV ツールとレポートのスケジュール設定により、A社はこれまでメンバー1人に任せていた手動作業にかかる時間を大幅に削減し、パフォーマンスレポートの分析を簡素化して、節約した時間をアプリとアプリストアページの最適化に再投資することに成功しました。これにより、アプリマーケティングの効率が全体的に向上したと同時に、リソースを枯渇させることなく収益化と UA の取り組みをより詳細にコントロールできるようになったのです。

ウォーターフォールモデルを一括変更し、運用に関するパフォーマンスインサイトをスムーズに入手するための方法については、AppLovin MAX のアカウントチームにお問い合わせいただくか、デベロッパーサポートチームにリクエストをお送りください。

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