ユーザー獲得

Part 1: Ad ROAS キャンペーンをスケールさせるための AppDiscovery 戦略をご紹介

Tomoya Katagi
11月 10, 2021

ROASReturn on Ad Spend=投じた広告費に対する売上高)は、理解しやすい概念ではありますが、取り組むのはそう簡単ではありません。ユーザー行動の変化と、その分析方法が進化し続けるなか、ユーザー獲得キャンペーンを最適化し、管理し続け、持続的な成長を維持するにはチャレンジが伴います。しっかりした分析、テスト、反復が必要になります。

今回は、MAX のユーザーのみなさまにお使いいただける、AppDiscovery の ROAS キャンペーン「Ad ROAS」の活用方法をご紹介します。Ad ROAS キャンペーンは、機械学習に基づくキャンペーンの自動化と最適化を通じて LTV の高い新規ユーザー獲得を実現し、あらゆるモバイルアプリが直面するROAS の課題解決をサポートします。

MAX と AppDiscovery の連携によるデータに基づく意思決定により、デベロッパーは最も競争が活発な入札を通じて収益を拡大し、ARPDAU を向上し、ユーザー獲得キャンペーンへとその収益を再投資することができます。MAXは、アプリ内ビディングを通じた収益拡大で、その利益をユーザー獲得へと振り向けることを可能にし、成長加速へとつなげます。こうして、デベロッパーはより積極的なROASなどの目標を設定できるようになり、自動化によってユーザー層の拡大に取り組むことができます。

質の高いユーザー獲得を追求

AppDiscovery の Ad ROAS キャンペーンは、より質の高いユーザーを適切なコストで獲得することを目指すものです。目標とする KPI に基づいてユーザーの価値を特定し、それに沿ってビッドを最適化します。また、AppDiscovery ではこのプロセスが自動化されているため、デベロッパーが行わなければならない手作業などが全体的に軽減される上、徐々にスケールが実現されます。

一般的な CPI キャンペーンでは、ユーザーの価値にかかわらずプール内のユーザーに対して一定のレートで入札を行います。つまり、ユーザーの「質」を判断する上でのデータ無しにプール内のあらゆるユーザーに対して同じ入札額が設定されるため、質の高くないユーザーに割高なコストがかかりやすくなり、また、質の高いユーザーを見逃す可能性が高くなります。

Ad ROAS はモバイルアプリ・インストール・キャンペーンから始まります

ならばすぐにでも Ad ROAS キャンペーンを実施したいところですが、Ad ROAS では目標に向けて学習し、最適化を行うために事前のデータが必要になります。したがって、まずは MAI(モバイルアプリ・インストール)キャンペーンから開始する必要があります。ROAS キャンペーンに向けた準備体操のようなものです。

MAI のフェーズが終われば、AppDiscovery は精度を高めるための調整のフェーズに入り、目標達成に向けた ROAS キャンペーンに移行するにあたってプロセスを自動化するための機械学習の準備が整います。

Ad ROAS キャンペーンを開始し最適化へ

AppDiscovery ROAS キャンペーンの設定はスピーディーに行うことができ、24時間後にはその最適化をスタートすることができます。

ビッドをどうすべきか分からない場合には、まずは成功のチャンスを逃さないためにも無理のない範囲で最高額のビッドを行ってみてください。キャンペーンが進みデータが蓄積してくれば、パートナーがターゲットを調整できるようになり、ユーザー獲得キャンペーンを何度も手動で調整するような手間なく、成長の持続と収益拡大を実現できるようになります。

クリエイティブを調整する

自動化された AppDiscovery ROAS キャンペーンが機械学習に基づく成長加速を後押ししてくれる一方で、忘れてはならないのがクリエイティブの作成と調整です。より良いクリエイティブを生み出す上でのヒントを次にご紹介します。

  • できるだけ多くのフォーマットを使う:一般的にキャンペーンで高い効果を生む、動画やプレイアブル広告が特に推奨されます。すべてのキャンペーンについて、タテ/ヨコ両方の動画を使用してください。サポートが必要な場合には AppLovin の担当者までご連絡ください。
  • レターボックス化された動画は使用しない:タテ/ヨコのフルサイズの動画を使用すれば、スクリーンのサイズやさまざまなプラットフォームやサービスの異なる表示ガイドラインに苦慮する必要がなくなります。

AppDiscoveryにはさまざまな広告タイプのインベントリーがあります。できるだけ多くのフォーマットを試してみてください。

  • 1つのキャンペーンであらゆる広告タイプとクリエイティブをアップロードする:システムが自動的にパフォーマンスの高い広告を配信するよう最適化を行います。
  • 広告をローカライズする:自国以外の地域をターゲットとする場合、コンバージョン率の最大化を追求するためにはローカライズがカギとなります。日本、韓国、中国といった市場ではローカライズが不可欠です。
  • 最低でも2~3つのコンセプトを用意:これを2~3週間のペースで入れ替えます。

反復とテストを繰り返す

自動化されたアプリ内ビディングへと移行すれば、AppDiscovery の利用によって、キャンペーンの統計情報をリアルタイムでモニターし、ROAS の評価やその他の特定の指標に取り組んだりすることが容易になります。こうしてキャンペーン全体のパフォーマンスを効率的に管理し、反復と改善を繰り返し、長期的かつ持続的な成長を実現できるようになります。

AppLovin MAX を活用した収益化や、AppLovin AppDiscovery でのユーザー獲得についてもぜひ詳しくご覧ください。

SayGames が Ad ROAS を通じてインストール数を25%以上アップした成功事例もこちらでご紹介しています。

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