「常にテストを。」エンゲージメントを高めパフォーマンスを向上させるために、アプリのデベロッパーたちがこのモットーを唱え続けるのには、確固とした理由があります。 アプリのA/Bテストを行うことには確かなメリットがあるのです。
A/Bテストは、アプリのビジネスを発展させていくための学習と成長に欠かせません。A/Bテストでは、ユーザーは別々のセグメントにランダムに分けられ、各グループにはそれぞれAまたはBの体験が提示されます。
異なるコホートで、十分な数のユーザーで実験ができたら、どちらのバージョンがよりコンバージョンが高いか、より反応が良いかが分かるようになります。
A/Bテストの目的は、ユーザーのコンバージョンを理解することにあります。パフォーマンスを分析し、コンバージョンを計測できることに加え、ユーザーの行動や好みも見えてくるので、より戦略的にシステムや機能を構築していくことができます。
基本的にはどんなものでもテスト、分析が可能です。A/Bテストの簡単な例をいくつか挙げてみましょう。
同じものを2パターン準備して、その成果を比較することでインパクトを把握するというのがA/Bテストの核になります。
テストを実施するうえでのベストプラクティス:
結果を分析して必要に応じて改善を加えられるよう、まずは必ず仮説を立てましょう。どれだけユーザーの行動を十分に理解できていると思っていても、それをA/Bテストで裏付けられれば、より自信をもって次の決断を下すことができるはずです。コンバージョン指標を改善することでアプリの収益性とパフォーマンスがより向上し、その結果ビジネスを更に拡大することができます。ユーザーの行動やモチベーションをより深く理解できれば、アプリの全体的なクオリティ向上にも繋がります。
収益向上のために実施すべきA/Bテストを3つご紹介します。
あるレポートによると、モバイルアプリユーザーの55%は、ダウンロード後1カ月でアプリを放置し、21%は一度アプリを立ち上げただけでその後は放置するそうです。これをふまえると、アプリをテストする際はリテンションを第一に考えるべきです。 リテンションレートとは、特定の期間(通常30日間)にユーザーがどのくらい頻繁にそのアプリに戻ってきたかを示す数値です。
すべての段階でテストしましょう。ユーザーがアプリをダウンロードした後のテスト項目として、以下のようなものがあります。
オンボーディングは、ユーザーエクスペリエンスをより理解するための最も重要なA/Bテストの1つと言われています。オンボーディングはユーザーが初めてアプリと対面する局面なので、どのポイントでユーザーがそのアプリを「使える」と判断したのかを理解することは非常に重要です。
最初から好印象を持ってもらうことが何より大切です。アプリのユニークな機能や特長をユーザーにしっかりと理解してもらい、エンゲージメントの維持に繋げましょう。
オンボーディングの段階のテストで確認したいのは、ユーザーがいつそのアプリに価値を見出したか、です。
オンボーディングの改善につながるA/Bテストには以下のようなものがあります。
アプリの広告コピーはユーザーエクスペリエンスにおいて重要な要素で、ユーザーの行動を大きく左右します。
アプリストアで人々の目に留まるかどうか(ASO、アプリストア最適化)もこれが大きな部分を占めています。ユーザーにアプリを見つけてもらったら、簡潔で、感情に訴えかけ、行動に繋がるようなコピーやメッセージを見せ、次のステップに移りたいと思ってもらえるよう、価値を提示しましょう。ソーシャルメディアでアプリをシェアしてもらうのか、ストアでレビューを書いてもらうのか、アプリ内課金をしてもらうのか。どのようなものであっても、コピーのインパクトをテストするのは継続的なプロセスであるべきです。
A/Bテストに使えるアイディアをいくつかご紹介します。
A/Bテストは、何を改善していくべきか、何を強化していくべきかを判断するうえで役立つツールです。
A/Bテストのメリット
A/Bテストでの発見は、ビジネスの飛躍的な成長に繋げることができ、オーディエンスが誰なのか、そしてオーディエンスの行動を理解する手助けをしてくれます。
EtermaxがどのようにしてテストとROIを改善していったのか、こちらのウェビナー動画をぜひご覧ください!。